精神戦に突入したタイトル争い

F1は一寸先が分からない。
まるでオセロゲームのように、一瞬にして立場が変わってしまった。

アロンソ87ポイント。ライコネン61ポイント。
一番不利な予選1番手走行から、優勝をもぎ取ったライコネンが、
アロンソに対して26ポイント差に詰め寄った。

ある種の開き直りというか、守るものが無い立場だったライコネン。
逆にポイント差を守らなくてはいけないアロンソ。
ライコネンはタイトルへの望みをつなぎ、レース後の会見でも
力強いコメントを発した。
ハンガリーGPをきっかけに、
大きくシーズンの流れが変わるかもしれない。

そして、アロンソににじり寄ったのは、ライコネンだけではない。
ライコネンと6ポイント差に、ミハエルが控えている。

幾度ものタイトル争いに勝利を収めたミハエル、
そして03年に負けはしたが、ミハエル,モントーヤと
三つ巴のタイトル争いを演じたライコネン。
対する若きアロンソは、今回が初のタイトル争い。
残り6戦で、いよいよタイトル争いは、精神戦の様相を呈してきた。
子を上げた者、守りに入った者がここから滑り落ちる。

今回の形勢逆転は、すでに予選で始まっていた。
そのきっかけとなったのは、誰あろう皇帝ミハエルのアタックだろう。
好調とはいえ、まさかの19秒台。
燃料を少なくしての単なる揺さぶりか、それとも本当の速さか。
アロンソはわずかな時間で相手の出方を読み、
決勝を見据えたストラテジを組み立ててコースインする必要があった。
迷いがあったかどうか分からないが、あせりがミスを生んで
アロンソはまさかの6番グリッドとなった。

そして、スタート直後の接触。
ラルフにドアを閉められ、イン側の縁石でフロントウイングを破損。
本来、スタートの良いルノー。
アロンソにもっと攻めの姿勢があれば、ホイールが接触しあう程度で済んだかも。
守りに入った瞬間、コース上からはじき出されるのがF1だ。
あれで、アロンソのハンガリーGPは終わったようなものだった。

守る者と、失うものが無い攻める者。両者が大きく明暗を分けた。

ところで、皆さんは
トヨタとホンダがそれぞれダブル入賞を飾ったことにお気づきか?
トヨタは3-4位、ホンダは5-8位だ。

トヨタは、ここ数戦はレース中のスピードを失っていたが、
ダウンフォースをつけて速さを取り戻した。
ファステストでも、21秒台を記録。
ほかに21秒台は、マクラーレンの2台とミハエルだけだ。

そしてBARは、ようや琢磨が待望のポイントゲット!トンネルを抜けたときの気持ちは、僕にもよく分かる。
逆説的だが、このポイントゲットで、琢磨は失うものが無くなったはずだ。
もう、虚勢を張ることもない。
これからのレースは、自分の未来をつかむため、
攻めて攻めて走って欲しい。

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